ある日突然、勤務先の先輩のご家族、また重役や取引先の人のご家族が亡くなることもあることでしょう。そんなときに受付の係を頼まれることもあるのではないでしょうか。しかしながら、きちんとマナーを習得しているという人は、意外と少ないのではないでしょうか。
弔問客を迎えるという役割を担っているので、想像以上に大変な係ではありますが、やり方に関しては現地である程度の指示が出ることでしょう。しかしながら、葬儀会場は当日は何かと忙しいうえに人の出入りも非常に激しいので、マナーに関して何も知らないままに万が一失礼なことをしてしまうと大変なことになってしまいます。
係を頼まれたときには、まずは会場のレイアウトやトイレの位置などを把握するほか、葬儀の全体の流れをあらかじめしっかりと頭に入れておきましょう。その後、芳名帳や筆記用具、香典受け、名刺受けなどの用具を配置しておきましょう。
芳名帳は各行の最初に順番に番号をふっておき、筆記用具は黒のボールペンやサインペン、筆ペンなどを用意しますが、きちんとインクが出るのかということなどもあらかじめ確認しておきましょう。さらに、袋詰めしておいた会葬御礼品を弔問客に渡しやすい位置に準備しておき、受付開始時刻の30分前までにはすべての準備を完了しておくようにしておきましょう。
焼香は、葬儀が始まるとできる機会がないので、弔問客が少ない時間帯に交替で済ましておくと良いでしょう。